磁化曲がり
磁石のスペック上の磁化方向に対して実際の磁界の向きにずれが生じている状態。磁化曲がりは等方性磁石の場合には着磁時の印可磁界のずれにより発生するが、異方性磁石の場合には磁石素体の製造過程(配向工程)において本来あるべき磁化方向に対し実際の磁化方向が曲がった状態で配向される事によって生じる。特に異方性焼結磁石の大型ブロック素材からの切断品においては切り出す位置によって磁化曲がりの大小が異なり、素材中央部から切り出した個片は磁化曲がりが小さく、素材端部(特に角部)から切り出した個片は磁化曲がりが大きいのが一般的である。磁化曲がりが大きいと本来の方向に磁束が飛ばず、各種磁気センサやアクチュエータ用途に使用する場合にはその機器の性能に影響を及ぼす恐れがあるため注意を要する。
- さ行の用語一覧
-
- 最大エネルギー積 (BH)max
- SUS310S
- SUS309S
- SUS-TPA
- SUS-TPS-C,S-H
- サブゼロ処理
- 3'x6'板
- サマリウムコバルト磁石(SmCo磁石)
- サーチコイル
- 残留応力
- 残留オーステナイト
- 残留磁束密度 Br
- σ(シグマ)相
- 試験片
- 質量効果
- 4'x8'板
- CIF
- 絞り
- シャルピー衝撃試験
- ショア硬さ
- 焼結磁石
- 衝撃試験
- 衝撃値
- ショットブラスト
- シワキズ
- 真空ガス浸炭窒化
- 真空ガス窒化
- 真空脱ガス法
- 真空炉
- 浸炭
- 浸炭窒化
- CGS単位系
- シート磁石
- JH曲線、JHカーブ
- ジェトロ
- 磁界
- 磁界中成型(成形)
- 磁化方向
- 磁化曲がり
- 磁気回路
- 磁気吸引力
- 地キズ
- 磁気センサ
- 磁気探傷試験
- 磁気抵抗素子
- 磁気分極
- 磁極面
- 磁区
- 軸受鋼
- 時効
- 時効硬化
- 磁石鋼
- ジジム Di
- ジスプロシウム Dy
- 磁束密度
- 磁束量
- 磁場プレス
- ジョミニー試験
- 靭性
- スキンパス
- ステンレス鋼
- ステンレス比重
- ステンレス丸棒
- 砂型鋳物
- スリット加工
- 制御圧延
- 精密鋳造
- 析出
- 析出硬化
- 切削
- 切削性
- セメンタイト
- センターレス
- ゼンジミア・ミル
- ソルバイト