磁化曲がり

磁石のスペック上の磁化方向に対して実際の磁界の向きにずれが生じている状態。磁化曲がりは等方性磁石の場合には着磁時の印可磁界のずれにより発生するが、異方性磁石の場合には磁石素体の製造過程(配向工程)において本来あるべき磁化方向に対し実際の磁化方向が曲がった状態で配向される事によって生じる。特に異方性焼結磁石の大型ブロック素材からの切断品においては切り出す位置によって磁化曲がりの大小が異なり、素材中央部から切り出した個片は磁化曲がりが小さく、素材端部(特に角部)から切り出した個片は磁化曲がりが大きいのが一般的である。磁化曲がりが大きいと本来の方向に磁束が飛ばず、各種磁気センサやアクチュエータ用途に使用する場合にはその機器の性能に影響を及ぼす恐れがあるため注意を要する。

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